飲めば賢くなる1薬と、飲めば少し愚かになれる2薬。 すべてが与えられる退屈な世界で、人々は二つの薬を使いながら「ちょうどいい自分」と、忘れていた楽しさを探していく。
戦場の悪夢を、広告が鮮やかに塗り替えていく。 敗戦国の復員兵を眠らせる「広告付帯睡眠薬」。商品を買う金も尽きた男に、広告のない眠りを手に入れる契約が差し出される。その対価は、戦友の思い出だった。