星骸都市アステリオン
千年前、空に墜ちた巨大な星骸。人々はその骨の上に都市を築き、青白い星髄の光で文明を育ててきた。
頭蓋の冠、肋骨回廊、脊椎鉄道、腕部港湾、指先灯台、心臓の炉。死んだ神の身体そのものが六つの都市となり、その外縁には記憶と時間の海、黒き時海が広がる。
千年祭の朝、修繕師見習いの少女・湊伊織は、遠い港湾街区が崩れ落ちる「骨の音」を聞く。
救助を切り捨てた宰相の命令に背き、彼女は禁じられた修繕に手を伸ばす。
これは、世界を元に戻す物語ではない。
壊れた世界を、未来へ繋ぎ直す物語だ。
Hampen