白ウサギ

白ウサギ
白ウサギ

第1章から登場する誘導役であり観測者。プロローグと幕間の語り手でもある。

一人称は「私」、未知留のことは「君」または「未知留くん」と呼ぶ。「〜したまえ」「〜なのだ」「諸君」といった古風で丁寧な言葉遣いをするが、慌てると「待て待て待て」「駄目だ駄目だ絶対に駄目」と同じ言葉を繰り返し、跳び上がって耳が立つ。基本は慇懃で慌て者。静かな声で話すときだけ、本音が出る。

定番の台詞は「空っぽの器ほど、よく響くのだよ」。

外見

白い毛に、内耳と影はグレー。長い立ち耳は片方が折れ気味になることがある。目は赤みがかったピンクで、細めの吊り目。基本の表情は焦り顔で、冷や汗をかいている。

額にはゴーグル型の眼鏡を載せている。白ストライプのハイカラーシャツに黒っぽいネクタイ、濃グレーのベスト、グレーのジャケット。金鎖の懐中時計を手に持ち、黒い傘を杖のように小脇に抱えている。

公式デザインにはグレーの山高帽をかぶったバリアントもあり、本作では「裁判所の正装」として位置づけている。

懐中時計

彼の懐中時計は時刻を測らない。文字盤に数字はなく、星の粒が散っていて、針は「真夜中」の手前で止まりかけている。この時計が何を測っているのかは、「懐中時計と「真夜中」」を参照。

現実世界での姿

現実の世界では実体を保てず、「視界の端」にしか存在できない。正面から見ようとすると消える。だから挿絵でも、現実のシーンでは視界の端やピンぼけの位置に描かれている。正面から中央に描かれるのは、未知留の視点の絵だけ。