七瀬 未知留(ななせ みちる)

本作の主人公。14歳、中学2年生の転校生。
進路希望調査は白紙で出す。スマホは持っているが、誰かに連絡することはあまりない。世界への興味が薄く、口に出す言葉は考えている量の三分の一くらい。感情が動いたときほど言葉が減り、「……」のあとに短い一言だけ返す。
口癖は「どうでもいいけど」。ただし、物語が進むにつれてこの言葉は使えなくなっていく。
外見
青みがかった黒のストレートの髪を肩の下まで伸ばし、前髪は目が見える程度に流している。目は灰青。やや細めで、ハイライトは小さく一点だけ。眉は水平で力がない。
濃紺グレーのブレザーを前を開けて着て、白シャツの第一ボタンは開けたまま。リボンもネクタイも着けない。休みの日まで制服みたいな服を着ているのは、「そのほうが楽だから」。
アリスとの対比
未知留のデザインは、公式のアリスを反転させて作られている。
| アリス | 未知留 | |
|---|---|---|
| 髪 | ミルクティーブラウン、床までの巻き髪 | 青みの黒、肩下のストレート |
| 目 | 大きく見開いた鋼青 | 同じ青の彩度を抜いた灰青 |
| 表情 | への字に食いしばる闘志 | 薄い無表情 |
| 姿勢 | 仁王立ちで杖を構える | 猫背気味、ポケットに手 |
| 差し色 | 杖の赤、マゼンタ | 赤系を一切持たない |
とくに瞳は、アリスの鋼青の「脱色版」として設計されている。物語が進むほど瞳の彩度は戻っていき、挿絵では章ごとに進行度に応じて調整している。
白ウサギが正面から見える理由
未知留は、白ウサギを正面から見ることができる唯一の人間。なぜそうなのかは本編の重要な問いのひとつで、第1章で伏せられている写真立てと、幼い頃に描いていたお茶会の絵がその手がかりになる。