カナタ
ねむりの駅の駅員。制帽と、祖父の代から使っているという革の改札鋏がトレードマーク。
終電を逃した人の「いちばん帰りたい夜」を切符に刻むのが仕事。乗客には必ず「その夜を変えることはできません」と伝える。それでも人が行きたがることを、百年見てきた。
自分の切符だけは、自分では切れない。
ねむりの駅の駅員。制帽と、祖父の代から使っているという革の改札鋏がトレードマーク。
終電を逃した人の「いちばん帰りたい夜」を切符に刻むのが仕事。乗客には必ず「その夜を変えることはできません」と伝える。それでも人が行きたがることを、百年見てきた。
自分の切符だけは、自分では切れない。